「月」のごとき陰徳の心を育みます
忍土の闇をひそやかに
照らし続けることができますように
忍土の闇をひそやかに
照らし続けることができますように
夜、眠りについた人々を見守るように優しい光で包み込む「月」──。
「月の心」を持つ人は、ごく自然に世界に尽くそうとする人です。他の人たちのために何かをしたいと願っている人です。ささやかでも「今の自分にできることはないか」と常に考えるのです。それを自己顕示のためにするのでも、恩着せがましく行うのでもありません。自分の気持ちの問題として「そうしたい」から、それが自分の歓びだからそうするのです。
人知れず他のために尽くす心は、人間に蔵された光の中で最も純粋で美しい光の1つです。それは、自らの輝きにとどまらず、むしろ他の中にある光をこそ映し出し、引き出すものだからです。
「月の心」を持つ人は、ごく自然に世界に尽くそうとする人です。他の人たちのために何かをしたいと願っている人です。ささやかでも「今の自分にできることはないか」と常に考えるのです。それを自己顕示のためにするのでも、恩着せがましく行うのでもありません。自分の気持ちの問題として「そうしたい」から、それが自分の歓びだからそうするのです。
人知れず他のために尽くす心は、人間に蔵された光の中で最も純粋で美しい光の1つです。それは、自らの輝きにとどまらず、むしろ他の中にある光をこそ映し出し、引き出すものだからです。
vol.1
「月の心」を育むエクササイズ
1
「月の心」が身体全体に広がってゆくことをイメージする
豊かで大きい透明な光を放ち続ける「月」の姿を折に触れて眺め、「月」になった自分を想像する。そして、「月の心」に想いを馳せ、その「月の心」が身体全体に広がってゆくことを念じる。
瞑想とは
2
出会う人々の中に光を探し、それが引き出される「縁」となる
出会う人々の中に「光を探す」ことから始めてみる。普段関わる人たちの中にどのような素晴らしいところがあるのかを探し、確認する。そして、仕事で出会った人や新たに知人になった方、あるいはたとえ嫌いな人でも、その人の中にある長所や美点を探し、その尊さを心に刻んで、少しでもそれが引き出されるような「縁」(支え助ける人)になる。
3
見えないところで他に尽くす「陰徳」に取り組む
「陰徳」に取り組み、見えない光の「縁」としてはたらき、縁の下の力持ちとして皆を支えてゆく。そのような1日1日に歓びを見出してゆく。最初は1日に1つ、自分以外の人のために、家族や職場の人たちのために、何かできることを陰ながら実践する。それも、可能な限り、それが自分にとって「新しい試み」となることに挑戦する。