「風」のごとき颯爽とした心を育みます
我意を超えた切なる願いを
自他の心に起こすことができますように
我意を超えた切なる願いを
自他の心に起こすことができますように
「風」は、堅固な意志を持って吹いてきます。様々な条件やいきさつを吹き飛ばして、まっすぐに進む強さを抱いています。その強さや堅固さが、動かし難かった現実に亀裂を入れたり、壁のようになっていたいきさつを砕いたりして、新しい空気を運び入れ、新たな現実をもたらします。停滞していた1人ひとりが、もともとの願いを思い出し、蘇らせて、いきいきと動き始めるのです。
そんな「風」が運んでくるのは、根源の光であり、始源の智慧であり、1人ひとりの中心に息づく願いにほかなりません。「風の心」とは、誰の心にも我意を超えた願いを蘇らせる、颯爽とした「風」のような無垢な心の菩提心です。
そんな「風」が運んでくるのは、根源の光であり、始源の智慧であり、1人ひとりの中心に息づく願いにほかなりません。「風の心」とは、誰の心にも我意を超えた願いを蘇らせる、颯爽とした「風」のような無垢な心の菩提心です。
vol.1
「風の心」を育むエクササイズ
1
「風の心」が身体全体に広がってゆくことをイメージする
澱んだ空気を吹き払い、清新な秩序をもたらす「風」をイメージし、「風」になった自分自身を強く心に描く。そして、「風の心」に想いを馳せ、その「風の心」が身体全体に広がってゆくことを念じる。
瞑想とは
2
最も大切な願いを見出し、まっすぐに生きる
「風」のように、まっすぐに歩み、まっすぐに生きることを考え、取り組んでみる。めざすべき場所、めざすべきものを確かにクリアにして、一心に向かい、全力で奉仕する。自分から重心をその場所、そのものに移して、その一事のために心を尽くす。普段大切にしているたくさんのものを1つ削って、また1つ削って、最も大切なものを1つに絞り込んでゆく。
3
大切な願いやいのちに立ち戻る「回帰」に取り組む
「今大切にすべきいのち」「この場で守るべきこと」「本当にこのことを通じて果たしたい願い」が何であるかを見極めたうえで、その時々にこれらに全力で奉仕することができたか、確かめる「回帰」に取り組む。「回帰」とは、大切な願いやいのちに立ち戻ること。