一切の出会いに 感謝できる心を育みます
実るほどに頭を垂たれる
黄金の「稲穂」のごとく──
実るほどに頭を垂たれる
黄金の「稲穂」のごとく──
「稲穂の心」とは、すでに自らに与えられていること、そして自らが支えられ、愛されていることを痛いほど受けとめて、そのことに限りない恩恵を感じる心にほかなりません。
「稲穂の心」が深まると、自分という存在が独立自存しているのではなく、多くのつながりによって支えられていることが見えてきます。人々と世界に深い信頼を寄せ、それらと1つにつながっている自分だから、周囲の人たちのために、世界のために、応えて生きてゆきたいと願うようになるのです。
そのようにして「恩恵の自覚」を深める人は、必ず、世界に対する透明なまなざしと美しい志を抱いて歩むことができるようになります。
「稲穂の心」が深まると、自分という存在が独立自存しているのではなく、多くのつながりによって支えられていることが見えてきます。人々と世界に深い信頼を寄せ、それらと1つにつながっている自分だから、周囲の人たちのために、世界のために、応えて生きてゆきたいと願うようになるのです。
そのようにして「恩恵の自覚」を深める人は、必ず、世界に対する透明なまなざしと美しい志を抱いて歩むことができるようになります。
vol.1
「稲穂の心」を育むエクササイズ
1
「稲穂の心」が身体全体に広がってゆくことをイメージする
1粒のもみが多くの恩恵を注がれて実りのときを迎え、黄金色に輝く「稲穂」を心にイメージし、「稲穂」になった自分を思い描く。そして、恩恵を知る「稲穂の心」に想いを巡らし、その「稲穂の心」が身体全体に広がってゆくことを念じる。
瞑想とは
2
率直な言葉や行動で感謝を表す
「感謝の心」があふれるとき、頭を下げる、一礼する、手を合わせる……、そして「ありがとうございました」「助かりました」などの言葉に結ぶ。そのように、素直な言葉や行動で感謝を表す。
3
人生の恩恵を見出し、それに応える
「今の自分がある」ということの中に、受けとめることのできる恩恵がある。家族の一員として暮らしていることにも、高校や大学に通っていることにも、そして仕事をしていることにも、それぞれ受けている恩恵がある。これまでの人生において、自分がどのような恩恵を注がれてきたのか、それをしっかりと受けとめる。そして、隠れていた恩恵を見出したら、それにどう応えることができるのかを考え、その一歩を踏み出す。