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「山」のごとき安らぎの心を育みます
いかなる苦難や試練にも
揺らぐことがありませんように
タイトル
「山」は、何が起ころうと少しも動じることなく、すべてを受けとめ、静けさと強さを湛えています。
しかし、不動の象徴である「山の心」とは、ただ動かない重い心ではありません。むしろあらゆる事態に感応し、苦難と試練、痛みをあるがままに受けとめながら、重心を決してずらすことのない心です。
そして、「山の心」とは、ただ耐える心でもありません。「山」はすべてを見、すべてを知って、現実の重さを受け入れています。ずっと見つめてきたがゆえに、すべてを知るがゆえに、何が大切かを知り尽くし、何を守らなければならないかをわかっている心です。
タイトル
vol.1
「山の心」を育むエクササイズ
1
「山の心」が身体全体に広がってゆくことをイメージする
遥かな時、すべてを受けとめながら重心を動かさない「山」を心に描き、その「山」そのものに自分自身がなったことをイメージする。そして、「山の心」の菩提心に想いを馳せ、その「山の心」が身体全体に広がってゆくことを念じる。
瞑想とは瞑想とは
2
内なる「重心」を定め、守るべきもの、貫くべきものを確かにする
自分にとっての「重心」を確かにする。危急のとき、私たちは多くを選ぶことはできない。いくつもの「大切なもの」の中から、1つを選ばなければならないこともある。では、何を選ぶのか──。それがはっきりしているとき、「重心」は定まる。「重心」が定まるとき、私たちは守るべきもの、貫くべきものを確かにして、強く、たくましくなることができる。そして、今、何かを判断しなければならないとしたら、10年後の自分、人生全体から考えてみる。
3
最初から最後までを全うする「持続」に取り組む
どのようなことでも、1つのものごとが成就する始まりから終わりまでの起承転結を通して、あるいは一定の期間の最初から最後まで、決して途中で投げ出したり、あきらめたりすることなく経験することに取り組む。最初はごく簡単に見えることから始めてもよい。たとえば、1日の始まりに祈り(『新・祈りのみち』)のときを持つことでも、夜に1日を振り返り、翌日の仕事の計画を立てることでも、テーマを定めて一定期間取り組んでみる。
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