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「海」のごとき広き心を育みます
あらゆる個性を包容して
全体を一つに結ぶことができますように
タイトル
「海の心」は、広く大きな心であり、違いを違いとして包容する心です。それは、違いを曖昧にするものではありません。私たちが違いや異質さを抱えざるを得ないことを知る心であり、違いを認めて、そこから出発することができる心です。そして、違いや異質さの奥底に、互いが抱いている共通部分を見出し、それを大切にすることによって、違いを条件として受けとめ、異質であるからこそ開かれる可能性を生かすことができる心なのです。
違いを超えて強く結びつく、人間としての共通の場所、そしてさらに魂の存在としての共通の場所まで潜行できる深い心と言えるでしょう。
タイトル
vol.1
「海の心」を育むエクササイズ
1
「海の心」が身体全体に広がってゆくことをイメージする
どこまでも広がる大海原、限りない深みを湛えた深海、そして無数の河川が運んでくる様々なものをすべて受け入れる「海」──。そのように、すべての存在を受け入れることができる「海」を心にイメージし、その深く広い「海」になった自分自身を思い描く。そして、「海の心」に想いを馳せ、その「海の心」が身体いっぱいに広がってゆくことを念じる。
瞑想とは瞑想とは
2
違いだけを追うのではなく、互いの共通部分を見出す
私たちの心が様々な個性や違いを包容するには、違いの基にある共通部分に対して、深い信頼を寄せていることが必要となる。たとえば、仕事で問題が起こり、どう対処するかで意見が食い違ったとき、その違いに心を荒立てる前に、目の前の問題の解決を同じように望んでいる私たちであることを心に刻む。その共通部分をしっかりと受けとめることができるなら、違いを乗り越えることができる。そのとき、違いは条件にしか過ぎず、可能性を引き出すものとなる。
3
人に対して心を開き、個性や違いを生かすことに取り組む
「人間としての私たち」ということ以上に、「魂の存在としての私たち」という原点を確かめ、いかなる違いを抱いた人をも心を開いて受け入れてゆく。人間の本質は魂の存在であり、様々な条件を背負う人生を経験するために生まれ、それぞれの人生を歩んでいることが確かに感じられるほど、個性や違いを「条件」として受けとめられるようになる。そして、違いの意義をより深く認識し、それぞれが違いを個性として抱いていることの必然を受けとめて、それを全体のために生かしてゆく。
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