先生は、菩提心が抱く力について、次のように説かれています。
――心が外宇宙と内宇宙(魂の次元)という2つの宇宙につながるとき、私たちは、最大の力を発揮することができるようになります。
この2つの宇宙は、私たちの心に力をもたらすエネルギーの貯蔵庫です。心がこれらの貯蔵庫につながることによって、無尽の力を取り出すことができるようになるのです。
それは、抽象的な架空のお話ではありません。日常の中、ちょっとした出来事に現れてきます。
例えば――
○ 朝起きたとき、今日も1日頑張ろうと思える。
○ 夜休むとき、「今日もありがとうございました」と感謝できる。
○ 身体が元気で、少々のことでは疲れない。
○ 心がいつも朗らかで、明るい気持ちでいられる。
○ 困難をものともしない強さが生まれている。
○ 健やかな人間関係をつくり出している。

日々をこのように生きることができたら、素敵だと思いませんか。
そしてそれは、もっと大きな人生全体を導く力としても現れてきます。
例えば――
○ 絶体絶命のピンチから救ってくれる。
○ 人生のもっとも困難なとき、助力者が現れる。
○ 道に迷ったときに、行くべき道を指し示してくれる。
○ 人生の踊り場にあるときに、そこを抜け出す活力を与えてくれる。
○ 八方塞がりの中で、新たな可能性が開かれてゆく。
○ とても自分の力とは思えないところに運ばれていた。
いかがでしょうか。2つの宇宙と私たちの心はつながっています。ところが、普段の私たちの心は、3つの「ち」によってつくられたインビジブルシェル(見えない殻)に覆われています。
その固い殻によって、心は魂の次元と切り離され、完全に切断されているのです。
それゆえ、魂の次元にアクセスすることができなくなり、私たちは、自らの魂の声を聴くことができません。そればかりでなく、固い殻によって外なる次元(外宇宙)との絆も失い、人生にもたらされる呼びかけの声も遮断してしまいます。
しかし、私たちが菩提心を育み、心の殻が解除されるとき、内宇宙と外宇宙という2つの宇宙とつながり、「魂―心―現実」のそれぞれの場所は、「魂願―菩提心―光転の現実」となり、1本の光の柱によって貫かれるのです。そのとき、2つの宇宙の力添えを受けることができるようになります。
菩提心は、大元にある魂願と響き合うことができます。魂の大地から魂願の光のエネルギーを引き出し、心の力を発揮させて、光転の現実へと導いてくれます。
逆に、菩提心の力が強くなることによって、忘れていた魂願を呼び出すことができるようになるのです。
(2024年6月30日「第31次グローバル・ジェネシスプロジェクト(GGP)研鑽」第4回ご講義より抜粋・編集)
菩提心が抱く力とは

内宇宙・外宇宙と心

菩提心が抱く力とは

魂願-菩提心-光転の現実

ホームへ戻る